中国神話

中国神話に登場する旱魃の神である。 特定の神の名ではなく、各地の山川に旱魃を起こす神がおり、それぞれにより姿も性質も異なる。

体は牛か羊で、曲がった角、虎の牙、人の爪、人の顔などを持つ。饕餮の「饕」は財産を貪る、「餮」は食物を貪るの意である。何でも食べる猛獣、という印象から転じて、魔を喰らう、という考えが生まれ、後代には魔除けの意味を持つようになった。

窮奇（きゅうき）は人食いの翼をもったトラ で、人間を頭から食べるという。

檮杌（とうこつ）は人の顔と虎の足と豚の牙を持ち、長い毛と尾があると言われている。凶暴で頑固で戦闘狂で、他者の話に耳を貸さず、戦争を好むとされる。

目や鼻や口などの七孔がないのっぺらぼうの姿をしているとされる。また、犬や熊に似た長毛の生き物で、自分の尻尾を咥えて回っているという別の伝承もある。渾沌は善人を嫌い、悪人に媚びると言われている。

炎帝神農氏の子孫であるとされる。獣身で銅の頭に鉄の額を持つという。また四目六臂で人の身体に牛の頭と鳥の蹄を持つとか、頭に角があるなどといわれる。 帝であった黄帝から王座を奪うという野望を持っており、黄帝と涿鹿の野で戦った。

古代中国の伝説上の君主で、三皇の治世を継ぎ、中国を統治した五帝の最初の帝とされる人物。衣服、舟車、家屋、弓矢、文字などの文化を創造し、医術や音律などを教えたと言われている。

中国の伝説上の帝王で、農業や薬草の発明者とされている。神農は百草を試して毒草を見分けたと言われている。