1/72 オーラバトラー ビルバイン

プラモデル

2021/04/23

『聖戦士ダンバイン』の放送は1983~1984年、40年近く前のキットとなります。

 ポリキャップは採用されておらず、一部差し込みとなっていますが、基本関節ごとにパーツを挟み込みながら組み立てていく構造です。初期のガンプラと同じなのですが、パーツの分割がやや複雑になっている感じですね。その分、組み立てが難しくなっています。もちろん接着剤が必要となります。
 
 また、ガン=ドーラと比べてもパーツの合いが悪いですね。ちょっとした隙間は瞬間接着剤で埋めつつ、ダイヤモンドヤスリや400番の紙ヤスリで継ぎ目を消していきました。ちなみにヤスリは前の番目の倍で仕上げるといいそうです。400番の次は800番ですね。サーフェーサーもそうなのですが数字が大きいほど細かくなっています。塗装するなら仕上げはここまでで十分でしょう。
 
 一応ランナーは3色+透明パーツに色分けされているのですが、ビルバインの配色は複雑なので今回は全塗装です。
 
 部品を組み立てるごとにサーフェーサーを吹いたり塗ったりして合わせ目の消し残しをチェックしていきました。ゴモラの時に説明し忘れましたが、サーフェーサーとは溶いたパテですね。細かな傷を埋めてくれると共に塗料を塗る際の下地作りの意味もあります。グレーだとパーツの傷や隙間が分かりやすく、暗い色の成型色のパーツに吹いておけば明るい色をのせる際に発色が良くなります。
 
 組み立ててみると構造が複雑になっている分、可動域は広くなっていますね。肘や膝は二重関節で90°くらいまでは曲げられます。その一方でガイドピンも無しに接着しなければいけない部分もあったりで、ええ!? とも思いました。背中のオーラコンバーターやオーラキャノン部分はかなり貧弱な感じで下手に動かせません(^^;)    そして塗り分けが大変でした。基本白、赤、グレーの3色なのですが、これがパーツ単位でも複雑に入り組んでいます。こんなのアニメーターさんも大変だったでしょうに(^^;)
 
 今回筆塗りをした際の教訓は――
 
 ①一度に色をのせようとせず、乾燥後に重ね塗りをする。

 ②塗料をそのまま使うとちょっと濃いので、溶剤で薄める。

 ③細かな部分の塗装には面相筆よりつま楊枝が便利な場合もある。
 
 色を塗っては乾燥、はみ出しを修正、そんな事を繰り返しながら作っていきます。この時に明るい色から塗っていくのがポイントですよ。今回なら白→赤→グレーの順番ですね。
 
 ちょっと設定的な話をしますと、オーラバトラーの装甲は異世界バイストンウェルに生息している恐獣の甲殻を使っています。ですので、塗装はされているでしょうがハゲチョロで下地の金属が見えるというのはないはずです(地上に出た後で生産されたオーラバトラーには金属の装甲も使われていたと思いますが)。そこで今回はウォッシングと言う技法を使ってみました。
 
 ウォッシングとはその名の通り「WASH(洗う)」。プラモ全体に薄めた塗料を塗り、余分な部分を拭き取ります。エナメル塗料のブラウンを使用しました。
 
 一晩乾燥させ、次の日に拭き取りをしようとしたら何カ所かパーツが割れています。エナメル塗料はプラを侵食するというのは知っていましたが、ちょっと舐めてましたね(^^;) 目立つ箇所ではなかったので瞬間接着剤で応急処置しておきました。 そして少々塗料を薄めすぎたのであまり色がのっておらず、リアルタッチマーカーで汚れを追加。 この辺で一つ重大なトラブルが発生しました。両肩の関節軸が折れてしまったのです。ここはエナメルを塗っていないので元々プラが劣化していたのかもしれません。片方はクリップに挟んでいたら折れ、もう片方は胴体に繋いだら折れました。もういっその事接着して無可動にしてしまおうかとも思いましたが、折れた軸にピンバイスで穴を開け、つま楊枝を差し込んで接着、マスキングテープを巻いて太さを調整という手段で切り抜けました。実はここ以外にも可動部が折れてしまった箇所があったりします(腕の爪とか)。その辺はもう接着しました(^^;)
 
 ウェザリングとスミ入れを行った後は、いつものようにつや消しのトップコートを吹き、胴体に手足を接続――右股の軸が折れた!!
 
 しかし、もう慌てず騒がず先の手順でリカバーします。
 
 こうしてボロボロになりながらの完成したのがこの作品です!
 
 「ハイパーオーラ斬りだぁあああ!!」

 後ろはこんな感じです。

 ポリキャップが入っていないので、関節がガタガタでポーズが付けづらいですね。しかし、プロポーション自体はかなり良いのではないでしょうか。
 
 とにかく難物のキットでした。

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