1/350 古代怪獣 ゴモラ/BANDAI

プラモデル

2021/4/3
 
 今までに怪獣ブームというのが何回か到来しているのですが、自分が十代の頃にも模型業界でムーブメントがあったんですよ。そして発売されたのがこの「The特撮Collection」シリーズです。
 
 ポーズは固定ですしパーツ数も少ないので組み立て自体には問題がありません。説明書も要らないくらいです。しかし――
 
 パーツの継ぎ目消しが困るんですよ。独特なモールドが入っているので、ヤスリで磨いてツルツルと言うわけにはいきません。大きな凸凹があってヤスリをかけるのにも一苦労です。しかもパーツの合いは良くないし。
 
 そこで目立つ隙間はパテや瞬間接着剤で埋めた後、継ぎ目に瓶入りのサフェーサー500番を塗りました。そしてルーターで継ぎ目を消していきます。
 
 ルーターとはモーターによって回転するビットを持った切削工具ですね。ビット部はヤスリのようになっていてこれで部品を削るのです。
 
 このためにルーターを購入したんですよ。自分、大きな改造などしないのでこの先使う予定はないんですけどね!(笑)
 
 仕事でちょっと使ったことはあるのですが、プラモで使うのは初めてです。使ってみての感想は――
 
 ルーターめっちゃ便利でした!
 
 ルーターをかけた後は1200番のサフェーサーを吹いて継ぎ目をチェック。
 
 継ぎ目を消したところで胴体に尻尾と足を接着。隙間が大きいのでパテで埋め、ルーターでならします。
 
 腕を付けると脇の下や腕の内側の塗装が難しいので、この状態で塗りに入ります。
 
 まずはつや消し黒のスプレーを全身に吹きました。
 
 塗装は基本明るい色の上に暗い色を塗り重ねていきます。これは明度の低い色の方が下地の色の隠蔽力が強いからです。
 
 しかし戦車などにおいて、先に暗色を塗ってから明るい色をドライブラシ(筆の塗料を適度に拭き取り、擦りつけるようにして色をのせていく)で塗装するという方法があります。凹部に暗い色が残り立体感が増すのです。
 
 ゴモラの肌色として茶系の色を2色用意し、この技法で塗装していきました。塗り終わったところで両腕を接着し、隙間を埋めた後ルーターでならします。その後継ぎ目を塗装。
 
 もう一色ライトグレーをのせてみたのですが、上手くいかなかったので修正。お腹部分のみ残しました。
 
 頭部は上下に分割された形になっているので、先に口の中を塗装した後、一連の加工をして一番明るい茶色を塗っていきます。半月状のツノ部分はライトグレーを塗った上からリアルタッチマーカーのブラウンを重ねました。ドライブラシ方式は使わなかったので黒でスミ入れをしておきます。
 
 爪などを塗った後、いつものつや消しトップコートを吹きました。
 
 最後に瞳を描き込んで完成です!

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